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2025.06.16

お知らせ

ドローンショーと電波の関係

ドローンに関する電波について

一般的な空撮用ドローンはプロポ(送信機)から発信する電波によってコントロールされています。ドローンから送られてくる映像をプロポで見るのにも電波が使われています。ドローンライトショーに使用される機体もPCでの管理、各機器からドローンへの情報送信と電波を使用しています。
ドローンへの電波の伝わり方は、環境によって特性があり、電波干渉する可能性も少なくはありません。

電波干渉とは

ドローンを操作するとき、目に見えない『電波』という波長を用いられています。電波干渉とは、無線電波を発生する機器同士で電波がぶつかり、お互い影響を与えることです。
プロポとドローンは電波で繋がっていますが、電波が届く途中に障害物や媒体があると、電波が変化しコントロール不能になる場合があります。
ドローンなどの無線通信を行う無線局や高圧送電線からの放電、高層ビルなどの建物と建物の間などの場合、電波干渉が発生する可能性があります。

電波干渉への対策

電波干渉のリスクが低くなるよう、ドローンの離発着場所や飛行経路を選択することが大事です。
電波干渉を受けやすい場所は大きく分けて4つです。

人込みなど電波が混雑・混信しやすい場所

ドローンは、同じ電波帯を使用する機器(他のドローンやスマートフォンなど)の近くでは電波干渉を受ける恐れがある為、他のドローンが飛んでいる場所や人混みは、電波が混雑しやすいので避けた方がいいです。
ドローンを飛ばす際に使用する2.4GHzという電波帯はWi-FiやBluetoothにも使用されています。そういった機器の近くや人通りの多い場所では電波干渉を受けやいので、ドローンショーを実施する際は携帯電話を機内モードにしてもらったり、通信機器をOFFにしてもらう対策を行う場合があります。

https://www.youtube.com/watch?v=DV7JT9XYLFk&t=1s

 

高層建築物や岸壁など垂直に立った障害物が多い場所

高層ビル、岸壁など垂直に立った障害物が多い場所はできるだけ避けた方が良い場所です。
ドローンは、垂直に立った障害物の多い場所でフライトさせると、マルチパスという、同一の送信機から発信された電波が受信機側に複数届いてしまうことによって起きる電波障害を起こす可能性があります。
電波はあらゆる方向に向けて飛んでいきますが、建物や地形の状態によって電波が跳ね返され、時間差で受信機に届いてしまうというケースがあり、この場合通信品質の低下を引き起こしてしまいます。

 

電波の発信源100メートル以内

電波の発信源の100m以内は飛行させないようにしてください。
ドローンの飛行中に近くに強力な電波が入信すると、受信機が遠くからの微弱な電波を受信しているときに近くにある強力な電波を受信してしまうことで、本来の正しい電波を受信できなくなってしまう「感度抑圧」という現象を起こしてしまう恐れがあります。
ドローンが使用する周波数帯の近くには携帯電話の電波が存在しています。
携帯電話回線の電波は非常に出力が強く、アンテナや基地局といった電波の発信源付近を飛行させてしまうと、ドローンの微弱な電波は簡単に抑圧されてしまいます。

樹木の多い場所

森の中など樹木が多い場所では、樹木にさえぎられると電波に損失を与えることがあり電波干渉を起こす可能性があります。

どのように確認・対策をするか

ドローンショーでもっとも重要な通信の為の電波
目に見えない”電波”だからこそ皆様にご安心いただけるよう、私たちは専用の機器を使用し、周辺の電波状況を常に監視しています!
ドローンショー飛行場所の下見の時やリハーサル、本番中の電波干渉や通信障害、妨害を徹底確認し、原因を追究いたします。

皆さまに安心・安全なドローンショーをお届けできるよう運営しておりますのでご安心ください!!

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